熊本県菊池郡菊陽町原水2906-5 TEL096-340-5520
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診療内容について

<目の疾患について>

 

当医院では下記のような目の疾患についてご相談を承っております。
詳しい内容は医師にご相談ください。
緑内障

緑内障とは、眼の奥にある視神経という部分に異常が起こり、視野(見える範囲)が狭くなったり部分的に見えなくなったりする病気です。多くの緑内障の進行はゆっくりであるため、緑内障患者さん自身が病気に気付かないまま視野が欠けていってしまうことが少なくありません。緑内障の治療法には、大きく分けて「薬物療法」、「レーザー治療」、「手術療法」があります。ただいずれの治療法も、いったん欠けてしまった視野をもとに戻すことはできません。緑内障の治療においては、早く発見し、早く治療を始めることがとても大切です。

白内障

白内障とは、水晶体が混濁することで視力の低下をきたす目の病気です。眼球をカメラにたとえると、レンズに当たる水晶体が濁る状態です。 日本においては、加齢に伴う発生頻度の上昇が認められています。70代の方の80%以上が罹患していると考えられ、誰もが発症する可能性のある目の老化現象です。白内障によって低下した視力は手術によって回復が期待できます。当院では乱視矯正を加味した単焦点眼内レンズや多焦点眼内レンズを用いた白内障手術も行っています。

糖尿病性網膜症

糖尿病性網膜症とは、糖尿病の合併症として発症する疾患です。腎症や神経障害とともに糖尿病の三大合併症のひとつとして知られています。糖尿病では血管障害が引き起こされますが、これに関連した網膜病変で無症状で進行することも多く、最悪の場合には失明にも至ることがあります。糖尿病自体の治療や糖尿病網膜症に対しての手術療法等の治療はそれぞれ存在しますが、何よりも早期発見早期治療が大切です。こうした観点から、糖尿病と診断された場合は定期的な眼科受診が重要です。

加齢黄斑変性症

加齢黄斑変性症とは加齢とともに、眼球の中で視力をつかさどる網膜の中心部分(黄斑)に老廃物が蓄積したり新生血管が生じることで、物が見えにくくなる病気です。おもな症状は、物がゆがんで見える、視野の中心が暗くなる、見たいものがはっきり見えないなどが挙げられます。治療後の視力は、病状の進行度によってさまざまですが、早期に治療を開始することで、良好な視力が保たれる可能性があります。

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症とは、網膜の血管(静脈)が詰まり、血流が途絶えることで、視力低下や視野欠損が起こる疾患です。網膜静脈閉塞症では高血圧や高脂血症などが、発症の危険因子であると考えられています。閉塞部位によっては著名な視力低下を来す場合がありますが、早期治療により回復できる可能性があります。経過によっては硝子体出血、新生血管緑内障、網膜剥離などの重篤な合併症を来す可能性もあるため、定期的な眼科受診が必要です。

斜視

斜視は、右眼と左眼の視線が違う場所に向かっている状態です。原因や斜視のタイプによって治療法は異なりますが、矯正が必要な屈折異常がある場合は眼鏡装用をし、眼位ずれの頻度や角度が大きければ手術を行います。

弱視
弱視とは、子供の頃に何らかの理由で物をはっきりと見ることが出来なかった為に、目から入った映像を認識する脳の成長が止まってしまった状態をさします。視覚の感受性は、生後 1か月から上昇し始め、 1歳半頃ピークに達し、その後徐々に減衰して大体 8歳頃までに完成すると言われています。視覚の感受性期間をすぎてから治療を始めた場合、視力発達の可能性は低くなってしまいます。このため3歳児健診などで早期に発見して、早期に治療を開始することがとても大切です。
ぶどう膜炎

ぶどう膜炎とは、目のなかに炎症が生じる病気です。目の中に存在する3つの組織(虹彩・毛様体・脈絡膜)の総称をぶどう膜といいます。これらの組織に炎症が生じるとぶどう膜炎が起こり、徐々に目の中全体に炎症が広がっていきます。発症すると、目の痛みや視力障害があらわれます。